ミラノお友達通信・・・・・Pinocchio

Ciao MINA
最近の心温まるお話。
友人夫婦が６０年以上前の貴重な本の復刻版をとうとう出版したの。
この本は、ご主人がイタリアの某有名出版社の一族の人で
長男の彼が生まれたときに記念に出版した<span style="color:#0000FF“>「ピノッキオ」。

挿絵は戦時中の当時、彼の家でかくまっていたロシアの亡命画家で
後にたくさんの作品を残したNICOULINE。
シルク張りの表紙、上質な紙、行間の取り方・・・今ではありえないほどの贅沢さ。
その長男が還暦も迎えた今、インターネットが普及して
世の中がどんどん本離れするなか、あえてオリジナルに忠実に
ページをめくる楽しさとすばらしさを知らせてくれる本を復刻させたの。
ただでも難しい出版業界にたった二人で作り上げ
世に送った本の裏での苦労は計り知れない物だったと思う。

でも、表紙をめくると一番最初に小さな字で彼から奥さんへの感謝のメッセージが入っていて
なんだかホロっときちゃった。。。
イタリア語なんだけど、どうしてもこの本を贈りたい人、と一番最初に
思ったのはMINA。
もうすぐ日本語訳の小冊子が出来上がるみたいだから、本と照らし合せて
読んでもらいたいな。発送するとダメージ受けそうなので
１０月の来ミまで待ってるよ。
またね。
NAMI

Cara NAMI，
いつもいつも気にかけてくれてありがとう♪
読む前にこので既に大感激よ。
ミラノ行き、楽しみにしていま～す